『幸せの1ページ』覚書
『幸せの1ページ』(原題:Nim's Island)
監督: マーク・レヴィン、ジェニファー・フラケット
出演者: アビゲイル・ブレスリン、ジョディ・フォスター、ジェラルド・バトラー
原作:ウェンディー・オルー『秘密の島のニム』
あらすじについては以下のサイトに簡潔に記載されている。
シネマトゥデイ:「映画『幸せの1ページ』 - シネマトゥデイ」
以下個人的見解と解釈。
あらすじ
対人恐怖症で極度の潔癖症の引きこもり作家”アレックスローバー”こと、”アレクサンドラ・ローバーは取材のためにある無人島で生活しているという科学者、ジャック・ルソーにEmailでコンタクトをとる。しかし、当のジャックは調査のために海に出ており、返信したのはジャックの愛娘、ニムであった。ニムはやり取りしている相手が愛読書の登場人物である冒険家”アレックス・ローバー”だと勘違いし、質問に応えるために火山に登り怪我をしながらも、アレックスからの質問に答えていく。
ニムとmail越しに親交を深めていったアレクサンドラは、今までやり取りしていた”ニム”が幼い少女で、父が海洋調査から帰ってこず、寂しい日々を過ごしていることを知る。観光船を”海賊船”だと勘違いしたニムは寂しさと怪我の痛みで精神的に弱り、”アレックス・ローバー”に助けを求めるが…。
《登場人物》
アレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)
対人恐怖症で極度の潔癖症のベストセラー冒険小説作家。
小説の主人公であり、大冒険家”アレックス・ローバー”として、作家活動を続けているが、アレクサンドラ自身はアレックス・ローバーとは全くの正反対の人物であり、外出することを嫌い、何年も家にこもって暮らしている。
自分の理想の男性像である冒険家”アレックス・ローバー”をイマジナリーフレンドとして造り出している。
アレックス・ローバー
大冒険小説『アレックス・ローバー』の主人公であり、その作家、アレクサンドラのイマジナリーフレンド。
跡は面倒くさいので省略。
個人的には後味も悪くなく、いい感じにファンタジーで好きな作品。以前テレビ放送で見たことが有るが、二回目でも十分楽しめた。
観光船に乗っていた男の子が一見ハリポタで言うダドリーみたいな印象を受けたが、その印象は中盤で覆った。絶対初恋の相手ニムだよね。
ニムとの出会いがきっかけで、自然に対しての興味が出て研究者になり、大人になってから再会するという熱い展開が会ってもおかしくないと思う。
ジョン、ニム、アレクサンドラの三人の視点で描かれるが、いい具合のバランスだと感じた。
とりあえず初対面の人にでもおすすめできる映画だと思う。